シトロエンZXとの闘いトップに戻る

第三十二章:ダブルシェブロンとボウタイリボン

今回はちょっと脱線した話を・・・。
我が家には贅沢にも車が二台あります。ZXとシボレー・クルーズです。両方共海外ブランドですね。
因みにファーストカーはシボレーで、ZXはあくまで私の趣味の車として存在してます。しかしZXの方が使い勝手が
良いので走行距離はZXに軍配が上がってます。シボレーは主に嫁さんが使っています。
クルーズはスズキ・スイフト(旧型)をベースにスズキとGMが共同開発した車です。GMは主にエクステリアを手掛
けた様で、コルベット風のテールランプやオペル風のヘッドライトにGMらしさが見受けられます。
リアエンドにGMのコーポレートマークが貼り付けてありますが、何とGMブランド車でGMマークを付けたのはこの
クルーズが世界初だったのだそうです。スズキの鈴木会長の提案だったとか。
かつてのマツダ〜フォードの様に”なんちゃって外車”の誕生となった訳です。因みに豪州に輸出しているそうで、
そちらは「ホールデン」ブランドなのだそうです。
スズキとGMの蜜月関係の象徴であったクルーズですが、GMの経営悪化によるスズキへの資本参加縮小で、
次期車の開発は白紙になり一代限りとなりました。
しかしクルーズという車は何故か熱狂的なファンを生んだ様で、ネット上のファンサイトに載っている車は皆改造
しまくりという状況。シトロエンと違う盛り上がり方をしてます。
何の変哲もない?国産車でも思い入れ次第ではとんでもない化け方をする事を悟りました。     
                                                       (第三十三章に続く)