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第41章:LHM漏れ(2012.7.30修理)

またまた更新が滞りました。日常生活も色々滞ってますケド(笑)。夏バテで疲れている様です。
今回はハイドロ車の定番トラブル「LHM漏れ」です。
自動車に使われている液体は多種ありますが、緑の血液(油)が車体下部をグルグル循環しているのは
エグザンティアまでのハイドロシトロエン車だけ。
ハイドロは「サス・パワステ・ブレーキ」のシステムですから、オーナーとしてはオイル漏れはご法度です。
しかし今回はハイドロ車の宿命みたいなトラブルに当りました。それが「3WAYユニオンの破損」です。
細かいところは下に掲示してますが、オイルラインに必ず壊れる部品を入れるとはさすがシトロエン!
因みにこの部品の破損は大量のLHM漏れを引き起こしますが、走行には支障をきたしません。
LHMを補充し続ければ工場まで普通に走れます。私も関越乗ってキャロルに駆け込みました。
これで夏休みは大丈夫!?                                    (第42章へ続く)


車庫入れ時に偶然LHMの滲みを発見!
しかもリア・左右両方!恐怖!


結構ポタポタ漏れてましたが、目視では震源地
が解かりませんでした。


発見から4日後、キャロルに駆け込む直前に
LHMを補充。約500ml入りました。

左の写真が補充前。こちらが補充後。
思っていたより漏れた量は少なかった・・・。

キャロルに到着。ユニオンのトラブルと推測
できていたので、即ユニオン交換開始!

二人がかりで1時間以上奮闘されていました。
スペアタイヤには飛散ったLHMが・・・(泣)

ヘインズマニュアルのコピーです。
3WAYユニオンはどうやらサスシリンダーの奥(赤丸)にあったみたいです。
作業中「3」のロッドは外されていました。

これが摘出された左右の3WAYユニオン。通称「三つ又」。ゴム製。
経年と応力劣化で100%亀裂が入り、都度ハイドロ乗りを慌てさせる迷品です。
私もBXとエグザン1号でフロント側の破損を経験しましたが、リアは今回初めて。
<TEA BREAK>〜キャロルで楽しい?お話〜

キャロルの店内に飾ってあったブレーキ・フルードの缶です。
航空機メーカーの「ロッキード」とあります。まんま航空機用です。
竹内社長曰くは「これはLHSです」との事。
シトロエンはハイドロを開発するにあたり熱耐性の優れた航空機用のフルードを採用したとの事。
後継のLHMも然りなのだそうです。
因みにLHMには赤の染料の入ったのもあるそうです。
下血したらグロイですが、好んで使う人がいるらしいです。

福島県の某企業の工場で永年放置され、最近発掘された1962年式DS。
正規輸入車でフェンダーミラー付き。
ヘッドライト下の穴が無いのと、フェンダー上にスリットがある個体は非常に希少。
屋内保管だけあって、車体のコンディションは極上の部類に見えました。
キャロルではこれから可動の可能性があるか調査されるみたいです。