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第57章:LHM大出血!(2013.4.12〜19)

4月12日の朝のこと、ソライロ号は出勤に使われていました。
交差点で停止しようと思い”軽く”ブレーキをかけたら、突然「ピー!」という警告音とインパネに「STOP」の警告灯が点灯!
このパターンはハイドロオイル=LHM漏れに他なりません。
路上にLHMの”血の痕”を残しながら会社に逃げ込み、エンジンを止めるまでLHMは「滝の様にだくだく」車体下に落下。
但しこの様な状態になってもハイドロに関連する全機能(サス・ブレーキ・パワステ)は一応正常に作動していました。
会社の駐車場所にも勿論LHMのお池ができました。ソライロ号は以前も2回程LHM漏れでお池を作りましたが、今回は
先にヒーターコアの水漏れ対策?で買った100均の吸収シートを落下地点に敷き、これがかなり効果がありました。
(その後吸収シートはソライロ号の常備品になったとさ)

このままでは深谷のキャロルまで自走は不可なので、会社から近い三芳町の「田澤自動車」さんに電話しZX以来久々に
お世話になる事となりました。
田澤自動車まではJAFのローダーで搬送して頂きました。因みにJAFでないと希望の場所まで載せてくれません。
工場に入場後、田澤社長自ら早速原因の切り分けを行って頂き、あっと言う間に原因箇所が特定されました。
私も想像はしていましたが、LHMタンクから各方面にタコ足の様に分岐する配管「通称:オクトパス」の一部からでした。
「オクトパス」は大部分がゴム製配管の集合体でエンジンルーム内の高温にもさらされる為、経年も加わり劣化の早い部品
です。大昔BXに乗っていた時も同様の理由でボロボロになっていました。
問題はここから。「オクトパス」は経年劣化もあるので丸ごと交換するのが理想なのですが、日本にはソライロ号に合う新品
はシトロエンのパーツセンターにもうストックが無いそうです。
そこで田澤社長と相談し破損箇所のみ代用の耐圧ホースで補うこととしました。キャロルにも聞きましたがやはりその方法
しかないそうです。

と言うわけで1週間後の19日、ソライロ号は無事退院しました。ついでに懸案だったLHMタンク内のフィルターも清掃。
ところが退院直後(15分後位)、今度はATがトラブル状態に陥りまたもやパニックモードに!
幸いトラブルは自然復旧しました。いや、もう完全に「エグザンティアとの闘い」モードですね。
今後も残った経年オクトパスのトラブルは起きるんだろうな・・・。
                                                               (第58章へ続く)


最初にアラームが鳴った場所。凄い量のLHMが路面に!

幸い会社は至近。駆込み、駐車し、吸収シートを敷きました。

エンジンルームから見たLHMの落下点。メイン玉に付着
したLHMからどの辺りから噴出したか推測できます。

LHMリザーバータンクは勿論空っぽでした。
エンジンかけると滝の様にLHMがこぼれ落ちます(号泣)。

JAFに連絡後40分でローダーが到着。ドナドナされました。

連絡を受けていた田澤自動車さんにて早速原因調査。

エアクリーナー直下の配管(赤色に部分)に亀裂が・・・。
これは「オクトパス」の一部。経年&負荷で劣化した模様。

一週間後、復活し帰宅したソライロ号。
しかし帰宅時にも初見のトラブルが発生し前途は多難だな。

修理は破損部分の撤去及び代替品への入替となりました。
ヒトで言う循環器系の手術と全く一緒です。

これがLHMタンク接続の「オクトパス(の極く一部)」。
その名の通り「タコ足」配管です。国産車では有り得ない。
<帰宅時に起きたATのトラブル>
田澤自動車から次の用務先に向かう最中、コンビニで「R」に入れたら、”ガクン!”という衝撃の後にシフトインジケーター
内の「S」「雪」マークが点滅を開始し、以後前進は2速ホールドになってしまいました。後進は可能でした。
またインジケーター内のポジション表示がされないという状況も併発。しかもエンジンを切って再始動しても症状変わらず。
田澤自動車に折り返す連絡をした後、用務先に行きそこで30分休ませたら復旧しました(折り返しはキャンセル)。

因みに信号待ち停止中に数秒「S」「雪」マークが点滅することは従来も時々ありましたが、今回の様に長時間に渡り症状
が続く事は初めてでした。他ならぬATのトラブルだけにこれは正直焦りました。


異常時の状態(再現)。朱色部分が点滅。ポジション消滅。


正常時の状態。