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第95章:助手席ドア解剖(2014.11.10)

このサイトFBM以降頻繁に更新しています。次から次へと課題を片付けている訳です。
今回は恐らく現在もっとも頭を抱えている課題、「助手席窓落ち」の一環です。

9月末日に壊れてしまったのですが未だに復旧してません。最近は窓の落下防止を吸盤に委ね開閉は出来ないものの
高速走行や洗車機などは難なくクリア出来る様になりました。でも、やっぱり直さなきゃ!という思いは強い訳で・・・。
原因は判っています。エグザンティアの窓落ちは殆ど樹脂製スライダーの経年&応力劣化による破損です。
スライダーにはワイヤーが取り付けてあり、モーターでワイヤーを動かし線路の上をエレベーターの様に上下します。
ワイヤーが常に樹脂に応力をかけているので、耐えられなくなった時に樹脂が割れたり折れたりするのです。

問題はスライダー部品を誰が交換するか?自分(素人)?ショップ(プロ)?
ショップなら間違いないですが、結構高価です。自分でやれば基本スライダーの部品代だけ。
ネット上にも色々な情報があるのですが、何故かドア分解についての詳細が無いのです。
とりあえず「解剖」という形で、ドアをバラしてみました。あわよくばレギュレーター本体を摘出できれば・・・。
下の写真が”出来たところまで”の一部始終です。

窓ガラスに丸い穴が開いていて、そこにスライダーの突起がはまります。
脱落防止の為に突起にはΩ形の金属クリップが付いているのですが、ガラスとドア外板の間、こちらからは見えない部分に
あり手探りで外すにも工具も入らないアクセスの悪さ!結局窓ガラスとの接続が解けない事には先に進めません。
結局「解剖」止まりで、ドアを元に戻し作業終了となりました。

やっぱり、お願いするしかないのかなぁ・・・。
                                                               (第96章へ続く)


左から>@ドアロックボタンAパワーウィンドウスイッチ
Bスピーカーカバー の3点を外す。


ドアノブ両サイドのボルトを外す。
この2本はアームレスト上部の固定用。


アームレスト両サイドのボルトを外す。


スピーカー部の3本のボルトを外す。


外したドアロックボタン。左側の部品のがドア本体から伸び
たドアロックのアームとの連結部品です。


ちょっと前にトライしてドア内貼りを全く外せなかったので、
「エーモン」の”内張りはがし”を購入。約500円。


新兵器”内張りはがし”の威力は凄い!テコの原理で無理なく外せました。
ボルト以外にファスナーで留まっているのですが、何処にファスナーがあるかやっと解りました。


(左)ドア側から見たファスナーの位置。(右)ドア内張り側から見たファスナーの位置。
この情報ネット世界の何処にもありませんでした。


防水シートをはがし、ついにレギュレーター本体とご対面!
矢印が破損したスライダー。スライダーがモーター駆動で
モノレールの様に線路を上下する構造。ガラスも見えます。


スライダーには本来ワイヤーが取り付いている筈ですが、
破損したため、ワイヤーがドアの内側に垂れ下ってました。
ワイヤー”ぐしゃぐしゃ”かと思ったが全く綺麗でした。


ドアの内側にはスライダーの破損した一部が落ちてました。
表裏で撮ったのですが、赤で囲んだ部分が破断面。経年で勝手にぶっ壊れただな。

と、ここまでやってみたが、スライダーと窓ガラスを留めてるクリップが外れぬ!
やはりプロに頼むのか〜?