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第109章:警告灯の不具合を解決?(2015.06.29〜30)

前章の最後等でも触れましたが、メーターパネル内のエアバック警告灯が昨年後半以来”点滅しっ放し”です。
田澤社長に対策はないのか聞いてみたところ、
「コンソール中央の小物入れの下にあるエアバックのコントローラーのコネクタを抜き差ししてみたら?」と回答。
早速試しましたがNGでした。
ネットで色々調べると、ど〜もハンドルの付け根にある「ロータリーコネクター」という部品がメッチャ怪しい。
但し”怪しい”だけで、実際のところ調査しないと原因は解りません。
ショップにお願いすると調査費・対策部品代・工賃と当然掛かりますね。
点滅する分には視覚的なもの以外に実害はありません。但し実際ぶつかった時にどうなるかは未知ですが。

もっと問題なのは車検が通らない事。
メーター内の警告灯の点灯・点滅は見つかるとダメ出しされるそうです(田澤社長談)。
「やっぱり電球抜くしかないか・・・」と悩んでいた時、近所のご隠居に相談しました。ご隠居は元整備士です。
彼は開口一番「電球抜けばいいじゃん!」とおっしゃいました。

そんな訳で腹は決まった!
しかしネット情報で後期型のメーターパネルへのアクセス記事が見つからなかったので、一度自分でテストトライし問題点を
洗い出し、ヘインズマニュアルや田澤自動車の方々の体験談を考慮に入れ、自分なりの方法でアタックしました。
結果はOKでしたが、ちょっと失敗したので、翌日手直しをしました。

下の記事はこれからトライされる方の事を考え、マニュアル形式で構成しました。
写真は1回目と手直しの2回目のものを任意に組み合わせています。
メーター照明の交換の場合は更にメーター裏のコネクタを全部外して、完全に引っ張り出す必要があります。
この手の作業の工賃は1万円〜なので、この要領を押さえる事は維持コストの軽減にも繋がります。

下のキャプションにもありますが、前・中期型の場合はステアリング・コラムカバーが単なる上下分割でない為、
ステアリングからエアバック・ユニットを外し、ステアリング・シャフトからハンドルを抜く必要があると思いました。
故にエアバック・ユニット内部のコンデンサーの蓄電量を減らす必要があります。
それをやらないとエアバックが破裂する可能性があるんじゃないかな?

今回の記事はあくまで「後期型エグオンリー」ということです・・・。
結果車検場へは大手を振って行けそうです。
                                                               (第110章へ続く)


今回のお題はココ。メーターパネルです。

昨年後半からエアバック警告灯が点滅しっ放しです。
「点滅」なので視覚的にヒジョーに目障りです。
原因は電装系なので本格的に修理するとメチャ高いはず。

そんな訳で、意を決して電球を抜く事にしました。
道具はコレだけです。左の箱は外したネジ入れです。

ネジはすべてトルクスのT15です。昔ハンズで買ったコレで
作業します。直角方向にも回す事が出来るので結構便利。

メーターパネルを外します。まずステアリング・コラムカバー
を2か所のビスを緩めて外します。

あっさり外れました。後期型はこれだけですが、前・中期型
はエアバックの配線外してハンドルを外さないと駄目です!

次にオーディオを外します。4本のビスを外し手前に引き出し
ます。写真では下側2本が外れてますね。

次はヒューズケースカバー。これも4本外します。
これを外さないと次のメクラ蓋が外せません。

ヒューズケースの真上にあるスイッチのメクラ蓋を外します。
ここはネジ1本。ネジ外したら手前に引き出す。

ここからキモ。木目調のガーニッシュを外します。5本のビス
で留まってますが、一番右が先のメクラ蓋の裏にあります。

2本目、3本目はステアリング・コラムの裏。

4本目はエアコンスイッチの真下。非常に目立たないです。

5本目はガーニッシュの左下。後期型は見栄え向上の為か
ガーニッシュが一体型なので5本全部外さないと駄目。

時計周辺だけ爪で留まっている様なので、リムーバーで慎重
に爪の場所を確認しながら、外していきます。

爪は3か所です。一番左の突起は恐らく折れ易いので
戻す時には要注意。時計等は全部ガーニッシュに組付けら
れているので、戻す時に意識しないとすんなりいきません。

逆にメーター部はガーニッシュ裏の穴とメーター側の突起が
オス・メス関係なので楽です。でも注意しないとヘンテコな
組付けをするので要注意。それが元で再作業になりました。

ガーニッシュが外れたのでメーターパネルを外します。
留めているビスは3本あります。これが1本目。

2本目はココ。
ネジの左側の四角いのがメーター側突起です。

3本目はパネル上部。これだけです。

”ぐりん”とひっくり返ったメーターパネル。ついにやった!

例えばメーター照明の電球を交換するのであれば、パネル
を完全に外す必要がありますが、今回は一番手前の一個の
ソケットを抜くだけ。これがエアバック警告灯電球です。

抜いちゃった状態。まさに骨を切って肉を断つ!

外したものを全部元通りにしました。
エアバック警告灯も魂を抜かれたので点灯しません。

因みにこれが1回目作業の後。ガーニッシュを適当に戻した
為、ガーニッシュがメーター下部を隠してしまいました。

2回目の作業で全てが戻りました。
運転時に点滅が目に飛び込んで来ないので快適です。
それが普通なんですが・・・。
異常を体験すると正常の有難さが身に沁みます。

<オマケ>エアバック警告灯の点滅トラブルの前は、この
「サイドエアバック警告灯」が点灯していましたが、助手席下
のエアバックのコネクタ抜き差しで解消しました。
これもメジャーなトラブルなんだそうです。