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第137章:タイミングベルト+エンジン/ミッションマウント+ヒーターホース交換
&パワステユニット修理
(2017.01.13〜02.02)

お正月は大きなトラブルなく過ごしたソライロ号。しかし初詣から10日ジャストでまた壊れました(泣)。
今回はヒーターコアに接続するホースのジョイント(エルボー)からの冷却水漏れです。
幸い漏れ始めてすぐに発見したので”全量が一気に抜けてローダーのお世話になる”という最悪のシナリオは回避しました。

遡ること昨年末、田澤自動車に年末の挨拶に行き、その際タイミングベルト(以下タイベル)の話題になり、
「年明けに交換しましょう」という事で元々入院する予定ではありました。
タイベル交換と併せてウォーターポンプも交換し冷却水はある程度は抜く予定だったので、ヒーターホースの不具合は丁度
良いタイミングだったと思います。

「タイベル交換時についでにやると別途工賃かからなくてイイヨ」ということで、恐らく新車時より未交換だったエンジンの
アッパーマウントとミッションマウントも交換する事に。
また宇都宮のイオリ君(ガレージRSM)から、「サーモやってないですよね」との進言があったので、これも交換する事に
しました。
更に以前よりLHM漏れを起こしていたパワステユニット(ステアリングピニオン)は、今回「年貢の納め時」との判断に至り、
追加発注でオーバーホールを実施しました。

今まで先延ばしにしてきた事項も含めてんこもりの整備内容になり、予算も軽くオーバー(笑)しましたが、仕上がりを見たら
やっぱり口元が緩みます。
今秋には車検を控えていますが、パワステを直した事で油漏れでビクビクすることもなくなりました。
車検整備を半年前倒しでやったのに等しい結果となりました。
                                                               (第138章へ続く)


漏れ続けるLHMを観察する日々が続いてました。
それはそれで平和ではあったものの・・・

1月13日、車庫前の路上にクーラント漏れを発見!
点検したらヒーターホースのエルボーに水漏れ痕があった!

エンジンをかけたら、エルボーからこんこんと水が湧いた。
あ、あかん・・・。
これ撮った後、田澤自動車に電話しました。

田澤社長より「無理に乗るとエルボーが一気に破壊するよ」
との事で即運行停止。
当座困る灯油買い出しの為にセキチューで”新車”を購入!

破損したヒーターホースと、元々交換を予定していた部品群
は自分で調達してコストダウンします。
1月19日に杉並区のモダンサプライに行ってきました。

モダンサプライでは@エンジンアッパーマウントAミッション
マウントBサーモスタット(ずっと未交換)Cヒーターホースを
購入しました。

これがヒーターホース。純正品ですが前期型エグ用との事。
後期型とホースの取り回しが異なるので加工が必要。

新品ホースのエルボー部。経年で必ず壊れる部分だそう。
また地雷を踏んでしまいました(泣)。

タイミングベルトとウオーターポンプはセット販売品を都内の
グローバルテクニカから通販で購入しました。
写真はタイベル・プーリー・テンショナー。タイベルは英国製。

ウオーターポンプのフィン部。これで冷却水を循環させます。
構造は単純で劣化は少なそうですが、その内壊れる部品。
なので、通常タイベル交換時に一緒に交換します。

2月2日。作業完了の報告を受け引き取りに行きました。漏れの酷かったパワステユニットは田澤社長から引導を渡され
追加工事でオーバーホールして貰いました。お陰ですっかり元気&丈夫になりました。ガンガン飛ばせるぞ!

交換後のヒーターホース。左側のホースは蛇腹で養生して
あります。こういう部分が専門店のノウハウですね。

アッパーマウントも定位置に収まっています。
マウント類交換でエンジンの振動が少なくなりました。

さてマウントの潰れ具合です。こちらは新品のアッパー。
ノギスで厚さを測ったら81mmでした。

約16年、15万キロ弱使ったアッパー。72mmまで縮んで
ました。左と比べると、どこが縮んだか一目瞭然ですね。

こちらはミッションマウント。新品は92mm。
マウントは重量物を支えるので、がっしり作ってあります。

上のアッパーと同じく、使用後は87mm。
ゴムの中央部が潰れています。どちらもお疲れ様。

ヒーターホースのエルボーはこんな感じで弱っていて割れて
しまいました。長期間に渡り熱湯が中を流れた結果です。
走行中に割れたら熱湯ジャジャ漏れでオーバーヒートです。

田澤社長が驚いたタイミングベルトの状況。凄いヒビ割れ
社長曰く「フツーこうなる前にコマ飛ぶよ!」
コマ飛んだらエンジンバラバラ(経験済)。間一髪でした。

エンジンルームの写真に今までメンテナンスした部分をペイントしてみました。
勿論写っていない部分にも交換部品が多数点在しています。エアクリーナーの×印はこの下の配管が破裂したとの意味。
ハイドロポンプ周辺なんかホースの取り回しまで変更されてます。ウチに来て6年半の間に相当手をいれましたね。
これだけ修理が必要だったら、国産車の場合きっと放棄されます。
昨年のストラットアッパーマウント交換と今回で大規模修繕は完了しました。戦闘能力は未だ一線級です。
ゴム系が一新された事で新車に近い乗り心地が楽しめる様になりました!