ソライロエグザンティアトップに戻る

第140章:運転席の窓落ち(2回目)修理顛末記

後期型エグザンティアの泣き所と言うか、欠陥と言うか、お決まりと言うか(笑)・・・
運転席窓ガラスがまた落ちました。同様のトラブルは今回で3回目です。
原因は今回もレギュレーター構成部品の樹脂製スライダーの破損。
運転席は3年前に田澤自動車さんで修理。助手席は2年前自力で修理しました。

今回も基本自力で修理だったのですが、想定外の事態が発生しギブアップ!
3ヶ月ぶりに田澤自動車に行きフォローして頂きました。

本章は結果的に中途半端ですが、窓落ち修理をトライされる方の参考になる様に構成しました。
助手席の時の記録「第95章:助手席ドア解剖」「第98章:助手席窓落ち修理」も併せてご参照頂くと
同件で修理しようかしまいかお悩みの方々も勇気が湧いてくる?のではと思います。
因みに今回みたいに上手く行かなかったら、早々にギブアップするのがオススメです。
あまり無理すると、モーターとかギヤとか逝っちゃいますヨ!
                                                 (第141章へ続く)


GW中の5月4日。いつものカレー屋「ハンス」で
昼食中に窓が落下。同店で落ちたのは2回目。
落ちたガラスは常備している吸盤で固定。

5月7日。原因特定の為にレギュレータの摘出
作業を開始。まずドアロックノブを外します。
−精密ドライバーでポッチを押して分解します。

外れました。この鉄棒が上下する訳です。

次にパワーウィンドウスイッチを外します。
ネジの頭は全てトルクスです。

スイッチを外したところ。余談ですがZXの時ノブ
の復元バネが切れた事があります。

げっ!パワーウィンドウのコネクタからハーネス
がもげた。直し方は簡単でしたがここでは割愛。


ドア内装を一気に外します。赤矢印がネジの場所。青矢印がクリップ留めの場所。


内装を外しました。ウレタンがガムテで養生して
あるのは前回の手術痕。痛々しいですね。

ウレタンを外し、レギュレータ本体を摘出します。
赤丸部分のナットを外すと取り出せます。
<注意!>
今回撮影できませんでしたが、窓ガラスをスライダーから外すのは少しコツが必要です。
道具的には先の曲がったラジオペンチが必要。
スライダーが見える位置までガラスを下ろし固定(強力な吸盤で留めるのがベスト)。
ガラスの裏側に手を入れてガラスを留めているΩ形のクリップを引き抜きます。
とにかくクリップへのアクセスは最悪です。これだけで手がボロボロになります。

レギュレーターをひっぱり出すには少々コツが
必要。で、外すとこんな感じ。

レギュレータ本体。今回は過去2回と異なり、
ワイヤー(降りる用)が外れちゃってました。

トラブルの原因はやはりココ。スライダーでした。
ワイヤーを留める部分が見事に壊れてます。

落下後誤ってモーターを回した為、外れたワイヤ
ーがブランケットに噛んでしまいました。

ブランケットから動力ユニットを外しました。
これで噛んだワイヤーが解放できました。

5月9日。モダンサプライでスライダーを購入。
前回は緑色でしたが今回は灰色。


新しいスライダーを組み込んだレギュレーター。右側バネ(赤い部品)は一番最後に組込みます。

と、ここまでは順調。
5月11日、隣町のDanさんに来て頂き二人力でドアに組込みました。

が、窓が上がっていかないではないですか!
何だか”ギギギギ”異音もするぞ!
何回手直ししてもNGなので、メカに負担が掛かるのを避けギブアップ(泣)

5月13日 田澤自動車さんに駆け込みました。
自分ギブなので、手直しをお願いしました。

スライダーは直前と同じ物に入替。窓を留める
溝の位置(矢印)が余りにも違ったので・・・。

約1時間で作業終了。想定よりも困難でした。
ガラスが内部のガイドから外れていたのが原因
っぽかったです。
内装は帰宅後自分で取り付けました。

当初溝の位置が・・・?と疑われた今回のモダン
購入品を再検証。左側から純正品、直前品、
今回品です。ノギスで測ると今回品は確かに他
の2個より溝の位置が2mm高いです。
折角測ったので溝の位置を記録します。
@純正品→12.5〜14mm
A緑色の直前品→11.5〜14mm
B今回品→14〜16mm

Bの+2mmは誤差の範疇かな〜と思います。3回目落ちた時のストックとします。